高品質なオーク材をインテリアに。樹種の特性・おすすめ商品を紹介
古くから建築の内装や高級家具の材料として使われてきた「オーク材」。
最近は、内装材や家具の仕上げ材としてよく見かけます。
では、どのような特性があるのでしょうか。
今回は「オーク材」の魅力や、気になる疑問、おすすめ商品を徹底解説します。
ウッドインテリアの材料をご検討中の方は、是非参考にしてください。
●希少価値の高い良質なオーク材を内装に取り入れる際には、「突板化粧板」がおすすめです。
●恩加島木材は、産地にこだわった突板を用いて、高品質で多彩な突板製品をご提供しています。
Contents
オーク材とは?ナラ材とどう違う?
「オーク(英・oak)」は、ブナ科コナラ属の総称です。
世界に数百種類も生息していると言われており、建築内装材や家具、船舶、ワインやウイスキーの樽を作る材料としても古くから使われています。
新品の状態はもちろん、経年変色による深みある色味が人気で、耐久性・耐朽性に優れています。
塗装ノリがいい点も、人気のポイントと言えるでしょう。
オーク材は、産地や生育した環境によって色合いが異なるため、内装に取り入れる際は、イメージに合ったものを選んでください。
建築で主に使われるのは、以下の3種類です。
- ホワイトオーク材
- レッドオーク材
- ナラ材
主な違いは産地ですが、木目や木肌の色味も異なります。
【ホワイトオーク】
北米(カナダ)産が主で、木肌は黄白色で、木目の濃淡が強く、力強さを感じます。
ただし、しっかり乾燥させないと、伸縮や反りなど変形してしまいやすいため、材料選びが重要です。
【レッドオーク】
レッドオークも北米産が主流で、ホワイトオークよりも赤みがかった色味が特徴です。
木目は濃淡があり、ホワイトオークよりもさらにはっきりしています。
ホワイトオークより導管が深く、木目幅が広いのも特徴です。
【ナラ】
国産(北海道産)やロシア産、ヨーロッパ産が主です。
寒い地域でゆっくり育つため、木目が詰まっていて、色はそれほど濃くありません。
木肌は白褐色なので、柔らかく優しい印象です。
和風・洋風どちらのインテリアにも馴染みます。
そのため、最近は国産のナラ材が注目されています。
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オーク材の“突板化粧板”はここがおすすめ
突板とは、天然木を薄くスライスした素材で、合板などの基材に貼り合わせ、化粧板として使われます。
「“木”本来のナチュラルな風合いを活かしたい」と無垢材を選ぶ方も多いですが、突板化粧板の表面は、天然木そのものなので、色合いや艶感は無垢材と比べても遜色ありません。
むしろ、無垢材よりも施工面・コスト面で優れている点もあります。
- 天然木と同様に美しい木目を表現できる。
- 無垢材よりもコストを抑えられる。
- 良質な材料を安定的にまとめて入手しやすい。
- 軽量且つ伸縮が少なく寸法安定性が高い。
- 無垢材よりも軽量化できるため、施工性が高い。
- 基材に不燃材などが使われている材料であれば、内装制限のある建物にも採用できる。
オーク材は、耐久性が高いものの、比重が大きいため大判の無垢材は重くなってしまいますし、産地によっては変形リスクがあるものも。
また、希少性が高い樹種は、材料を安定的に入手するのが困難ですし、価格も高くなりがちです。
突板化粧板でしたら、無垢材よりもコストを抑え、施工性をアップできます。
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恩加島木材イチオシの“オーク突板化粧板”
私たち“恩加島木材”が皆様にご提供しているのは、天然木をスライスした突板を用いた化粧板などの内装建材です。
住宅はもちろん、内装制限のある商業施設・公共施設にも対応できるよう、不燃材を基材とした商品も取り揃えています。
原料となる突板の選定、職人による貼り作業、特殊加工や塗装、在庫管理、出荷作業までの一連を、全て自社工場にて行なっている点が強みです。
1947年創業以来培った経験と知識を活かし、オーク材をはじめとした幅広い樹種の突板を取り扱っていますので、お気軽にご相談ください。
KDパネル
KDパネルは、台湾・KEDING社製の天然木化粧合板で、0.5mmの厚突板で木目の立体感を実現し、特殊UV塗装で耐久性と抗菌性能を付与した今までに無い化粧合板です。
天然木本来の質感と、メラミン化粧板のような強度・施工性を兼ね備えています。
恩加島木材工業が自信をもって展開する日本初上陸のプロダクトです。
オーク材を用いたレパートリーは豊富なので、ぜひイメージに合うものをご選定ください。
- K6129AN(柾目ランダム貼)
- K6187AN(柾目ランダム貼・うづくり加工)
- K6187AS(板目柾目ミックスランダム貼・うづくり加工)
- K6187BS(ブラック着色・板目柾目ミックスランダム貼・うづくり加工)
- K6187FS(アイボリー着色・板目柾目ミックスランダム貼・うづくり加工)
- K6187GS(グレー着色・板目柾目ミックスランダム貼・うづくり加工)
- K6187HS(ダークブラウン着色・板目柾目ミックスランダム貼・うづくり加工)
- K6187PS(ダークブラウン着色・板目柾目ミックスランダム貼・うづくり加工)
- K6187QS(ダークブラウン着色・板目柾目ミックスランダム貼、うづくり加工)
- K6187SS(レッドブラウン着色・板目柾目ミックスランダム貼・うづくり加工)
- K6487AS(板目柾目ミックスランダム貼・オビノコ加工)
- K6487BS(ダークブラウン着色・板目柾目ミックスランダム貼・オビノコ加工)
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PANESSE(パネッセ)
天然木練付化粧板のシリーズで、基材によって「不燃ボード」「難燃ボード」「MDF化粧合板」「突板シート」「有孔パネル」「テクスチャーボード」と多彩なラインナップをご用意した商品です。
樹種も40種類以上からお選びいただけますし、産出地を限定した地産材のご注文も承っております。
ホワイトオーク・ナラ材は、木目レパートリーが豊富なので、ぜひカタログをご確認ください。
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リブパネル・ルーバー
最近トレンドのリブパネルやルーバーも、PANESSE化粧板と同じ樹種で製造しております。
もちろん天然木練付化粧板に貼り付けた仕様で、あらかじめ工場でパネル組みをしている高精度・省施工型の製品です。
高意匠な内装材として、ご好評いただいております。
基材は木芯・不燃(ダイライト、エースライトなど)からアルミ押出成形品(※ルーバーのみ)まで対応しておりますので、内装制限のある建物にもご採用いただけます。
リブパネルはHPより規格書もダウンロードできますので、是非ご検討ください。
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詳しくは、納入実績・施工実績・最新トピックスをご覧ください。
ウォールナット・チークなども人気
恩加島木材では、オーク材の他にも美しい木目・色合いを持つ樹種を数多く取り揃えています。
特におすすめなのが、以下の樹種です。
ウォールナット
少し紫がかったダークブラウンが特徴で、真っ直ぐ成長するため、木目も均一で直線的です。
経年と共に落ち着いた色に変化していきます。
人気が高い樹種で乱伐を防ぐために取引が制限されていることもあり、良質で幅の広いウォールナット材は希少価値が高く入手は困難です。
そのため、突板化粧板をぜひご検討ください。
チーク
主に東南アジアが産地の樹種で、油分を多く含むため、耐水性・耐久性が高い点が特徴です。
経年変化によって深みある色に変わり、艶感が増します。
時間をかけて乾燥させるミャンマーチークは特に良質ですが、希少価値が高いため、無垢材ですと入手困難なケースは少なくありません。
恩加島木材では、ミャンマーチークの突板入手も行っています。
タモ
ロシア産が有名ですが、最近は国産(北海道産)の流通も増えています。
明るい色合いと通直な木目が特徴です。
恩加島木材では、板目・柾目だけではなく集成柄もご用意しています。
セン
国産材が主で、白褐色と美しい木目が特徴で、心材(中心に近い部分)と辺材(樹皮に近い部分)の色合いが異なります。
ホワイトアッシュやヨーロピアンアッシュと風合いが似ていますが、より繊細で和風インテリアとの相性も抜群です。
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サスティナブル建材は“恩加島木材”へご相談ください
サスティナブルな内装材をお探しの方にも、“突板化粧板”がおすすめです。
無垢材は施工時の含水率と時間が経過した状態の含水率の変動によって、反りや木割れが起きてしまうリスクは避けられません。
一方、突板化粧板は寸法安定性の高い合板などを基材にするため、施工性も高く湿度変化によって変形する心配が少ないのです。
“恩加島木材工業”は、1947年に創業以来、突板製品専門メーカーとして時代の変化を見極めながら、国内に限らず世界中の銘木を使い、良質で意匠性の高い内装材を作り続けてきました。
突板の常備在庫はおよそ1000束に上り、その豊富なストックから、仕様やご要望に応じて一枚一枚丁寧に選定しています。
木の特性を熟知した“恩加島木材工業”が自信を持ってご提供する突板製品は、多くの住宅や公共施設にて採用実績が豊富です。
内装の木質化は、今やカーボンニュートラルや脱炭素化の実現には欠かせません。
ウッドインテリアをご検討中の方は、ぜひ一度“恩加島木材工業”の製品をご覧ください。
国産材・地産材の積極的な利用
また、産地を限定した国産材・地産材を積極的に用いて、日本の貴重な資源である“森林”、そして林業・製材業を守るために取り組んでいます。
香川県多度津町庁舎(香川県産材)
某百貨店 什器(大阪府産桧材)
阪急百貨店(大阪府産桧材)
新居浜商業高校 体育館(愛媛県産材)
京都女子大学(京都府内産桧材)
京都 某ホテル(京都府産材)
金沢サッカー場内装(石川県産材)
鳥取県立美術館(鳥取県産材)
岐阜県庁舎(岐阜県産桧材)
某企業工場(宮城県産杉材)
鳥取県立美術館(鳥取県産材利用)
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間伐材の利用
森を豊かにするためには、適切な間伐が必要不可欠です。
ただし、間伐材をうまく活用しなくては林業の利益を生み出せません。
森の活性化・林業の利益化向上・廃棄物の削減などの観点から、間伐材を積極的に活用し、SDGs実現に向けた取り組みを行っています。
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人工突板の開発・製造
「人工突板」と聞くと、どうしても自然由来の素材を連想しにくいかもしれませんが、こちらも天然木材から作られた建材です。
間伐材や短期間で成長する植林樹木などの小径材を活用します。
植林から製材に適したサイズに成長するまで40〜50年程度かかる銘木とは異なり、短いサイクルで建築材料を生み出せます。
森林の木々をこまめに伐採・植林するサイクルは、森を健康に保つためにも非常に重要なポイントです。
サスティナビリティの高い建築物を目指す方は、ぜひ“豊かな森を守る”人工突板のご採用をご検討ください。
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自社工場での自然エネルギー活用
2023年10月(予定)より、自社工場へ太陽光発電システム(141kW)および蓄電池を導入し、再生可能エネルギーの創出や脱炭素化への貢献を目指します。
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まとめ|オーク材はコスト・施工面で有利な突板化粧板がおすすめ
良質なオーク材は、価格が高く、保存状態によっては変形リスクが伴います。
そこでおすすめなのが、「突板化粧板」です。
無垢材より価格が抑えられ、施工効率性もアップします。
また、安定的に材料を入手できる点も魅力です。
表面は天然木そのものなので、風合いにこだわりたい方でもぜひご採用ください。
長年培った経験と知識をもとに、みなさんの設計デザインをお手伝いさせていただきます。
製品は、天然木突板を使った化粧板やフローリング材、ルーバー、有孔ボードなど多岐にわたっているため、空間のトータルコーディネートも可能です。
「環境に配慮した製品を取り入れたい」「統一性のある洗練されたデザインを実現させたい」とお考えの方は、ぜひに一度恩加島木材の突板製品をご検討ください。
〈日本初〉大臣認定取得|恩加島木材の“不燃突板複合板”
建築基準法上で「特殊建築物」に指定される商業施設や宿泊施設などを建てる際に欠かせないのが、“不燃突板複合板”です。
天然木突板(厚さ0.2mm)に不燃材料である無機質不燃板(厚さ6・9mm)を貼り合わせた材料です。
しかし、今までの不燃突板化粧板には施工上の問題点がありました。
- 重い
- 割れやすい
- 高コスト
- ビスが効かない
それらの問題を解決したのが、「恩加島木材の不燃突板複合板」です。
天然木突板(厚さ0.2mm)+ 無機質不燃板「ダイライトFAL」(厚さ6mm)+ 特殊合板(厚さ9mm)で構成されているため、ビスが効いて割れません。また、軽量化されたため、施工効率もアップします。
※幅290mmまでは本実加工も可能です。
日本で初めて大臣認定を受けたため、安心して採用していただけます。
恩加島木材が現場の様々なご要望にお応えします
「プリントシート材の木目だと味気なく個性が出せない」「天然木を使用したいが無垢材だとコストが高くメンテナンスが不安」そんな時には、天然木突板を使っておしゃれで安らげる空間をデザインしてみませんか?
恩加島木材の歴史ある熟練技術で、デザイナー様や設計士様の疑問やご要望にお応えします。
随時、木材選定から各種オーダー加工に関するご相談を承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。